●ご宗派のご本尊と祀り方

ご本尊は、いうまでもなく信仰の対象そのものであり、お仏壇を拝むという行為も、結局はこのご本尊に礼拝を捧げているにほかありません。だから、ご本尊は必ずお仏壇の中心に位置します。どのご本尊をお祀りするかは、それぞれの宗派によって違います。
[浄土真宗]
阿弥陀如来の一尊です。右に十字名号もしくは親鸞聖人、左に九字名号もしくは蓮如聖人をお祀りします。
[真言宗]
大日如来を本尊仏として仰ぎ、右に弘法大師、左に不動明王を配してお祀りします。
[浄土宗]
舟型後光のついた阿弥陀如来の立像を拝します。右に善導大師、左に法然上人をお祀りします。(右に観音菩薩、左に勢至菩薩をお祀りすることもあります。)
[臨済宗、曹洞宗、黄檗宗]
釈迦牟尼仏をご本尊として仰ぎます。お脇は宗派により異なります。
[日蓮宗]
本尊曼陀羅を中心に多宝塔、多宝如来、釈迦如来をお祀りします。またその前には開祖の日蓮聖人像を安置します。
[融通念仏宗]
十一尊天徳如来をお祀りします。右に良忍上人、左に法明上人をお祀りします。
[天台宗]
阿弥陀如来をはじめ釈迦如来をお祀りします。右に智者大師、左に伝教大師をお祀りします。
※その他のご宗派に関しましてはご相談ください。